東日本実業団ロードレース
BR-2 群馬CSC 6q×12周


104名の選手がエントリーしていが、チェックする選手は、このところ調子がいい小室さん(ダイハツ・ボンシャンス)と金田さん、菅原さんのみさかコンビと小泉さん(たかだフレンド)、そしてMTB選手で世界選手権にも出ている辻浦選手(BSアンカー)あたりかな。
でも僕が1番の優勝候補と睨んでいるのは小室さん。

1周目に自分の調子を確認する為にガンガンアタックしてみた。が、思うように脚が回らない。アップしてからスタートまでにかなり冷えてしまったのが原因だな。
そして1周目は先頭でスタート地点を通過。
ホームストレートでさらにペースを上げて金田さんと集団から抜け出したけど、集団もペースアップしてすぐに追いつかれそうになった。
けれどもうちょい粘ろうかなと思ってアタックしたら、金田さんは「え〜!?まだ行くのかよ!」と文句を言いながらついて来てたけど、下りに入った所で集団に吸収されてしまった。
そして集団のペースが上がり、本気で苦しんだ。

前を見ると小室さん、金田さん、菅原さんが入った10人くらいの逃げが決まっている。このまま決まってしまうんじゃないか!?と気持ちはものすごく焦ったけど、今の自分は集団の中にいるのもキツイくらい苦しい。
ヤバイ!!千切れそうだあぁぁ・・・・ここは我慢、我慢!
そしてパラパラとアタックがかかり、数人が集団から抜け出していく。
が、まだ全然脚が回らないので集団で大人しく待機。
けれどうれしいことに、心臓破りの坂で集団のペースが遅くてかなり心拍を落ち着けることができた。次の周もここで回復。
集団もなんとか逃げ集団を吸収してくれそうなので、ひとまずホッとした。
しかし、前に見えてきているにも関わらず差が縮まらない。
脚が回るようになり体も軽くなったので、前に追いつくべく心臓破りの坂でアタック。後ろを見ると1人ついて来ていたが、1人くらい連れて行っても文句は言われないだろう。
逃げグループが下りに入る前に追いついておきたいところ。
そして丁度下りに入ったところでギリギリ追いついた。
追いつくのにかなり脚を使ったので、ここはローテーションには加わらずしばし回復。
しかしどういう訳か全然上手く回っていない。後ろを見てもまだ集団は見えてないので、みんなで先頭交代すれば決まりそうな気がするのだが・・・。
「逃げ決まってますよー!!回って行きましょう!!」と声を掛けたけど、それでもまだ上手く回らない。
小室さんも「ローテーションして行こう!!」とみんなに声を掛けたけど、向かい風のホームストレートではみんな先頭交代しようとせず、ペースはあがらない。
下りで後ろを見ると、辻浦選手が集団を引き連れて追いついてきた。これでまた集団は1つになった。意思統一できてない集団じゃ逃げは決まらないか。

しばらく集団で周回を重ねた後、ゴンドラの所で小泉さんがアタック。すかさず反応し後ろについた。
2人で1周逃げた所で集団との差も少し縮まり、ラバネロのアーサー選手が追いついてきた。
3人でホームストレートを越えてS字コーナーを抜けた所で、BSアンカーの辻浦選手が追いついてきて4人になった。
これは絶対この4人で勝ち逃げが決まった!!と確信。しかし僕と小泉さんの体力はかなり消耗しているので気を抜くことはできない。
心臓破りの坂で辻浦選手が引き始め、後ろはアーサー選手、小泉さん、僕。
ペースがあまりにも速くめちゃめちゃキツかったので、小泉さんの後輪しかもう目に入らなかった。
そして小泉さんがちょっとタレたので前をふと見たら、前の2人から千切れているではないか!
慌てて前の2人に追いつこうと踏んだけど、かなり脚にきていたのでもう追いつくことはできなかった。
そしてバックストレートで集団に吸収されてしまった。
小室さんが「前に行って追いかけよう」と声をかけてきたので前には上がったけど、吸収されたばかりでまだ脚が回復してなくてローテーションには加われなかった。
集団前方でしばし回復に努めた。
そしたらゴンドラの所でまた小泉さんがアタック。僕もまた反応して集団から2人で抜け出した。
しかしホームストレートで後ろを見たら集団が迫ってきてたので、もう踏むのを止めて呼吸を整えることにした。今回は半周で捕まってしまった。
残り1周半。
ここから集団のペースが一気にあがり、集団中程まで落ちてしまった。
これはヤバイと思って前に上がろうとしても集団のペースは落ちなくて、なかなか前に上がることが出来なかったけど、心臓破りの坂でやっと前に出ることができた。
ラスト1周だし苦しくてももうこのポジションは死守だ。

最後の心臓破りの坂は3番手でクリア。いいポジションだ。
2番手は金田さん。
金田さんがアタックしたけど一瞬で捕まり、視界から消えた。金田さんはもう終わったな、と思ったら後ろから再び金田さんが絶妙なタイミングでアタック。
やられた!!
そしてすぐ2人がアタック!僕は少し出遅れてしまった。
前の選手にもうちょいで届きそうなところでゴール。
結局最後に飛び出した順でそのままフィニッシュ。

勝ち逃げに乗りながら千切れてしまったことが悔やまれる。もっと地脚をつけなければ。
見ている人にも「最初の方が苦しい顔してたよ〜」って言われた。
前半が死ぬほど苦しかったです。



順位 No. 氏名(チーム名) タイム
1 407 辻浦 圭一(チームブリヂストンアンカー) 1:52:12
2 384 恵阿珠 朝(スミタラバネロパールイズミ) 1:52:18 00:06
3 440 金田 智行(ミサカレーシングチーム)  1:52:46 00:33
4 435 増田 成幸(ベルエキップ) 1:52:46 00:34
5 405 林 裕也(チーム・チェブロ) 1:52:48 00:36
6 367 福原 大(SERENO Recing Team) 1:52:48 00:36
7 394 小室 雅成(ダイハツ・ボンシャンス) 1:52:49 00:37
8 400 山田 隆史(チームオーベラストラピエール) 1:52:49 00:37
9 377 細川 倫央(キナンCCD) 1:52:49 00:37
10 363 塚野 満(Lottimo) 1:52:39 00:37
11 416 内藤 啓一郎(チーム・マリアローザ) 1:52:49 00:37
12 404 Lee Scott(チーム・チェブロ)) 1:52:50 00:38
13 442 菅原 勝良(ミサカレーシングチーム) 1:52:51 00:39




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