Le voyage d'Italie

〜いきあたりバッタリGiro d'Italia観戦旅行〜

VOLUME 2




5/27(木)

昨日予定より車を走らせる事が出来たので、お昼くらいまで寝ようと決めていたけれど、ムネちんとエシケンさんはダンプとかの走行音で
朝目が覚めてしまったらしい。が、だいだいはそんな事では起きるハズもなく、日差しが眩しくて、10時半に目が覚めた。
テントから出て見ると、なんかとんでもない所で寝ていた事が発覚。隣にはかわいい車が止まっていた。
しかし、昔はこの車で労働者がこき使われていたのだから、これをかわいいと思ってはいけない。
じいさんがこれを見たら、蹴飛ばしたくなるのではないだろうか?
そこでだいだい達はこの車を社会主義カーと名づけた。

ふつ〜の道路沿いの駐車場で寝てた 社会主義カー。年代物だ
かなり単純なエンジン 社会主義者っぽく運転してみました
なんと、遠く離れたオーストリアにだんご虫が!


そして、朝ご飯を食べてお昼頃出発。

高速で途中ガススタに寄り、トイレに行ったらシャワールームが付いていた!!!
うぉー!ついにあったよ〜!!慌てて2人を呼びに行き、着替えを持って駆け下りた。
2ユーロ掛かったけど、安い安い。
4日ぶりにシャワーを浴びれて、かなりリフレッシュした。

Innsbruckという町からイタリア方面の高速に乗って、南下すれば今日のジロのコースに辿り着くので、
この町でちょっとオーストリア観光することにした。
ジロを観戦するにあたって、事前に久保さんにコースマップ、予定通過時間などの資料を貰っていたので、
ある程度余裕を持って計画的に動ける。

Innsbruckの町並み この路面電車はめちゃ速い。轢かれるって!
カラフルなランドセル


まずはスーパーで食料や水などの買い出しをした。フランスより物価は安かった。
買った水を飲んだら炭酸水で、3人で4種類近く買ったのに全部炭酸水。
炭酸が飲めないだいだいにとっては最悪だ。オーストリアは炭酸水が普通なのか?
荷物を置いて、街をぶらぶら。路面電車の線路が入り組んでいるので、自転車は乗りにくそうだ。
慣れてないと、コケて電車に轢かれてしまいそうだ。
それでも、ママチャリを乗っているのをよく見かける。フランスではママチャリに乗ってる人なんか滅多に見ないのに。
メッセンジャーもすごい多く、あちこち走り回っていた。
そして、“UFO”というなんだかセンスがないファミレスっぽい店を見つけたので、ここでお昼を食べることにした。
店に入ってみると、まさしく日本のファミレスみたいな感じだ。
水を頼んだが、警戒して一口飲んでみたが、普通の水だった。よかった〜。
みんな違うパスタを注文したが、だいだいのが当たりだった。値段も高くなく、なかなか美味しかった。

エシケンさんが頼んだもの。中には肉が入っている だいだいが頼んだ魚介類のパスタ。


シャワー浴びたし、ご飯も食べたしでなんだか眠くなってきて、けっこうだらだらしてしまった。
14時頃に店を出て、イタリアに向けて出発。

イタリアに入り、ラジオでジロを聞きながら車を走らせる。
だが、タイムテーブルを見るとここは1時間前に通過していることが分かり、ちょっと焦り始めた。
周りはジロを観て、満足そうに走り去って行くサイクリストがたくさん。
しかし、イタリア人はヘルメットしてる人がほとんどいない。
車に撥ねられ、頭うっても、運が悪かったね〜ぐらいの勢いなのだろうか。。。
峠を上って、湖を周回してゴールなので、なんとか周回コースに辿り着くように願っていたが、この峠に入る道が見つからず、道に迷ってしまった。
気付くと、いつの間にかラジオ放送も終わっていた。
うぎゃー!もしかしてゴールしちゃったの〜!?と思いながら、散々迷い本当にや〜っと見つけることができた。
上からはキャンピングカーとかがたくさん下ってきている。あ〜あ、彼らは楽しんできたに違いない。
選手達は、タイムテーブルより早くゴールしてしまったようだ。
そして、オーストリアのファミレスでだらだらしすぎたのがマズかった。。。

ゴール地点のFondという町の手前のホテルに、チームカーが止まっていたのでちょっと見学した。
しかしどこのチームかは分からなかった。

イタリアのチーム。どこのチームかは不明 バイクはジオス
レース後の洗車。メカニックのお仕事 選手の移動バス。
アレッシオのチームカー バイクのメンテナンス中

他のホテルの駐車場にアレッシオ発見。またまた現場見学。
挨拶したら、アレッシオのスタッフに「ナカタ、ナカタ〜」と言われた(笑)
やっぱりイタリアではナカタは有名だった。
Fondはもうお祭り騒ぎになっていたが、だいだい達は車の中でレースの余韻を楽しみつつ、そのまま明日のゴール地点に向かった。
湖を回ってみたが、これはかなりキツイ上りのコースだ。この湖だけでレースができちゃうよ・・・。
湖に出るまでにキツイ峠を上ってきているのに、湖の周回も上りだなんて・・・す、すごすぎる。
峠ではジロのオフィシャルカーがものすごい速さで下って行った。ちょっと後ろに付いてみたが、あっという間において行かれた。
運転手もプロだ・・・。
レースのコース通りに車を走らせたが、大きい道からわざわざ狭い道に入っていくので、なんでだろ〜と思ったが
、これはちゃんとコース沿いの町を通過させるようなっていた。えらい!

ガヴィア峠ことチマコッピを車でゆっくり上ってみたが、途中で14%の勾配が現れた。こ、これはヤバイ・・・。
最初ならともかく、途中でこんな勾配があると普通なら絶対止まってしまう。ラルプデュエズがかわいく思えてしまう。
ラルプデュエズでタイムトライアルをしろと言われたら、嫌だけどまだ上れるが、ガヴィア峠は、無理です出来ませんって感じだ。
標高は2621mで乗鞍よりは低いが、キツさは比べものにならない。
そしてやはりガードレールが無いので、下りはかなりおっかない。
乗鞍でガードレールがなかったら、ヒルクライムレースで毎年100人は落っこちてるに違いない。
日が暮れてきたので、今日の宿をどうするか?が問題になってきた。
現在21時半で気温が一桁なので、最低気温はもうちょい低いハズだから、テントだったら凍死するに違いない。
ガヴィア峠を下りきった所にBormioという町があるので、とりあえずそこまで行くことにしたが
だいだい、ムネちんはホテルに泊まる気満々である。

22時過ぎちゃってるし、ゴール地点を見に行く前にホテルを探し、チェク・インすることにした。
Bormioに入り、最初にあったホテルに決定。値段は1人35ユーロ。
イタリアのスーパーで買い物したことは無いので物価が分からないから、高いか安いか分からないが、朝食付くしまあ許容範囲。

部屋に荷物を置いて、ゴール地点のボルミオ2000に車を走らせた。Bormioから10km上って、標高2000mの山頂ゴールなので、
明日は自転車でいろいろ動ける。
そして、ゴール手前で念願だった道路にペイント。しかし選手の綴りが分からず、まあお祭りだしいっか、ということで日本語でペイント。

みんな大満足してホテルに戻り、シャワーを浴びて、今日みたいな失敗をしない為に明日の計画を立ててから寝た。

ベッドさいこ〜 カーテンがないので、シャワーが難しい


やほー!今日は9時間は寝れるぞーい♪ベッドさいこ〜♪♪


5/28(金)

朝起きたら驚くほど体力が回復していた。やっぱり屋根付きは違うね。
外を見てみると雨がすごい降っている・・・防水機能がない安いテントで寝てたら確実に死んでいた。
レース観戦も心配だ・・・。
朝ご飯を食べに食堂に行ったら、バイキングで用意されているのはパンとシリアルとサラミだけ。
ここまで毎朝シリアルを食べてきただいだいは、なんでホテルの朝飯がシリアルやねん!!とおもわず突っ込んでしまった。
せめてスクランブルエッグくらい作ってよ!!

食堂にはもうだいだい達以外いなかった こんな朝食ありえな〜い

でもフランスのホテルの朝食もこんなもん。フランス人とかホントに質素だ。
だいだい達が朝食を食べている間に、ここに泊まっていたほとんどのサイクリスト達は出発していった。
みんな早起きなのね。。。
部屋に戻り、ベランダに出てみたら、雨は止んでいて快晴だ。良かった〜。
ふと、部屋の料金表を見てみたら、この部屋は78ユーロじゃん。・・・あれ??ボラれた?
それともジロ価格か?その割にはヘボい朝食出しやがって。

正面の山が今日のゴール地点 だいだい達が泊まったホテル


さあチマコッピを攻めるぜい!ということで、車で行ける所まで行き、そこから自転車で上り始めた。
日本はみんな車で行けるところで観戦するのに、こっちの人は自転車で上って観戦するからスゴイと思った。
家族で上っているの人も割と多い。抜いて行く時にチャオとみんな挨拶してくれる。チャオー。
だいだいは雰囲気と景色を堪能しながら、マイペースで上っていたが、途中からむねチンさんはもがいて先に行ってしまった。
エシケンさんはギヤが21までしか付けてこなかったので、ゆっくり上っている。
そして、酸素が薄い!吸ってもあまり入ってきているように感じない。
こんなに酸素が薄いと感じたのは初めてだ。くるひ〜。

標高が高くなるにつれ、辺りは雪景色に 自転車で走るような所じゃないよ〜な


上りながらイタリア人によく話しかけられ、向こうも分かるようにゆっくり話してくれたけど、イタリア語は分からんです。
途中、フランスのチーム、エフ・デ・ジューのチームカーが止まってて、チームのおっちゃんが写真とってくれ〜と言ってきたので、撮ってあげた。
フランス語で話しかけたら、フランス語話せるのか〜とビックリしてた。そして、お礼にエフ・デ・ジューの温かキャップをくれた。ラッキー。

頂上にはたくさんの人がいてとても賑わっている。そして、寒い!雪が降ってるし。
下を見るとサイクリストが次々に上ってくる。すごい数だ。

山頂はサイクリストで賑わっている カフェも大混雑


逆から上ってきたけど、さすがにコースを下ってまた上る気にはならないので、昨日チェックした九十九折になっている所まで、3kmくらい下ることにした。
ちょ〜ゆっくり下ってもめちゃくちゃ寒い!!

ここも見晴らしがいい 中腹に見えている道を選手達は走ってくる
つづら坂になっているので、ここも観戦ポイントだ トンネルもかなり暗い
山岳ポイントまで2km地点 防寒しても寒い!
山頂手前 ガヴィア峠の看板にてパシャリ


さてそろそろBormioに戻ってゴールの山に向かわなければ。
1回ミスると死んでしまうので、集中して車の所まで下る。

こんなん落ちちゃうって!


自転車3台積に降ろしは面倒なので、だいだい以外は宿泊したホテルの駐車場まで自転車で下って行った。
そしてホテルの駐車場から自転車で、ゴール地点に向かった。
Bormioの石畳の狭い路地を抜けたら所がインテルジロ(スプリントポイント)だったのだが、日本でこんなコース設定だったら絶対壁に激突するか落車が起きる。

インテルジロ通過するだいだい Bormioの町が一望


そして山頂ゴールを目指して上ったけど、ここもキツ〜!
小屋の所に人だかりができていたので寄ってみたら、みんなでテレビ中継を見ていた。
その中に悪魔おじさんも混じっていた。

みんな真剣にテレビを見ていた


ガヴィア峠でガルゼッリが逃げていて、丁度さっきだいだい達が上った所を走っている。
時速10キロちょっとでひーひー言ってた所を彼らは17q/hで上っている。すげ〜。。。

集団が下りに入るまでテレビを見てたが、まだゴールまで6qはあるので、そろそろ上らなければ吸収されてしまう。
離れる前に、悪魔おじさんにサインと写真を撮ってもらった。うれし〜。

なんとタイツはアソスだった。胸にはパンターニが お茶目な悪魔おじさん。赤ちゃんも泣かないのがスゴイ
ディアブロペイント 悪魔おじさんの車。自転車は牽引


上ってたら、山頂付近に日本人発見。
話を聞いたらサイスポ(サイクルスポーツという自転車雑誌)のツアーで来たようだ。
15人くらいで来てるらしいのだが、やけにマニアックそ〜な人と全然自転車競技を知らないで来てる人とか、
かなり個性的なメンバーでビックリした。
イタリア語の「行けー!」を教えてもらおうと思ったけど、「アレじゃない?」「いや、アレはフランス語でしょ?」
という具合で、ツアー客の人達も知らなかった。
せっかくイタリアまで観に来てるんだから、そのくらいの言葉は覚えてきててもいいのにと思った。
だいだい達が書いたペイントはゴール1qくらい手前の調度柵が現れ始めた所にあった。いい感じだ。

この先にだいだい達の応援ペイントがある テレビに映ったかな


ゴール200m手前まで行ったら、ICが無いので止められてしまった。ゴールしたかったが仕方ない。
ここに来るまでに、何故かだいだいだけイタリア人から「ナカタ、ナカター!」と4回くらい声援を受けた(笑)。
ナカタは大人気だ。
ゴール2qくらい手前に、直線の前後に見通しがいい所があったので、そこで観戦することにした。
サイスポの編集長がツアーの同伴で来てて、取材を受けた。7月号に載せてくれるらしい。ラッキー♪
ていうかキャラバン隊が来ないな。もしかしたらBormioの周回コースまでしか来なかったのかも。
ツール・ド・フランスのキャラバン隊などに掛かる費用は4億円なので、ツールより国際化していないジロ・デ・イタリアは
不景気でキャラバン隊を出せないのかもしれない。

ヘリが近づいてきたので、いよいよ選手が来たなー!と興奮し始めた。
続々とバイクが来て、その後ろに選手が見えた!!カッコいいーー!!!
マリア・ローザ(総合トップのジャージ)のクネゴ、シモーニを含む先頭集団は一瞬で通り去って行った。
速い!時速18キロくらいは出てるに違いない。
カメラ越しに覗くのは勿体無い!生で選手を見なければ!でも写真も撮りたい!とパニック状態。
選手のギヤを見たら、27が付いていた。でもきれいだったから使ってないのかもしれない。だいだいは23でガヴィア峠を上ったぞー。
目の前を選手が通過するのは一瞬だが、夢のようなひと時。何よりも同じコースを走って、
彼らがいかに凄いかというのが分かっているので、感動しきり。
サエコの選手が上がって来ると、観客はブラヴォー!と選手を称え、お尻を押し始める。すごい人気だ。
通り過ぎる選手に声援を送ると、アシストの仕事を終え辛いハズなのに、笑顔で答えてくれる選手が何人かいた。
とてもかっこよく、その笑顔に惚れてしまいそうだ。
だいだい達が笑顔で答えたら、そんな余裕があるんだったら真面目に走れ!と言われるだろ〜な〜。

トップからそれほど時間が経ってないのに、プロトンでスプリンターのペタッキが上って来たから驚いた。

シマノのオフィシャルカー。フレームもシマノだった カメラを構え、選手を待つだいだいとエシケン
ついにトップ集団がやってきた 今年ジロを制したクネゴ
この後ろにシモーニが居たが撮れなかった 第2集団
アシストを連れガルゼッリが上ってきた アレッシオの選手
マリアヴェルデ) 個人総合山岳賞  ???なぜかエフ・デ・ジューのキャップを
被っているサエコの選手
ジャパンカップで日本でも走ってるランプレの選手 エフ・デ・ジューの選手
 左端がマリアチクラミーノ( 個人総合ポイント賞)のペタッキ


しばらくしたらゴールした選手達が、まだ上ってくる集団がいるのに、猛烈なスピード下って来た。
ペタッキのグルペットが通り過ぎてからは、もう上がってくる選手はいないみたいなので、だいだい達もそろそろ下ることにした。

町に下ると大渋滞していた。チームカーが止まっている近くのホテルを見て回り、シモーニもまだまだ戻って来なそうなので、
そろそろ車に戻ろうとしたら、ガルゼッリが下ってきた。

サエコのチームバスとチームカー
代車を整備中


慌ててUターンしてガルゼッリを追いかけた。は、速い!
でもホテルに入る直前に追いつき、記念撮影。パニクっていただいだいはサインを貰い忘れた。
そしたら今度はジャッキー・デュランに遭遇。記念撮影と、今度はしっかりサインを頂いた。
幸せだ〜V(●^▽^●)V

だいだいとガルゼッリ だいだいをガルゼッリのもとに導いてくれた仏のような人
だいだいとジャッキー・デュラン


昨日レースを見れなかった分、エフ・デ・ジューにキャップを貰ったり、悪魔おじさんやガルゼッリと写真撮れたし、
おまけにサイスポに載るしでものすご〜く濃い1日だ。
選手を乗せたエフ・デ・ジューのチームカーが信号待ちしてたので、「今日は良かったよ!がんばってねん」と言ったら、
だいだいを抜かすときに車から選手が顔を出して、手を振ってくれた。うれし〜。

車をもうちょい街中に移動して、夕飯を食べるため、街中を散策。
路地のお店はピンク一色。どの店もショーウィンドウにはピンクが前にきている。
下着屋はピンクの下着を飾り、本屋は表紙がピンクの本を飾ってある。全ての店がこんな感じ。

この通りのショーウィンドウはピンク一色


この路地で安いレストランがあったので、ここに決定。
店に入ったら、日本人の柔道家の写真が大きく飾られていてビックリ。
飲んでいる陽気なイタリア人からはやっぱり「ナカタ、ナカタ〜」と言われた。でも普通に日本人と思ってくれているから、嬉しい。
フランスでは、すぐ中国人と間違われる。

値段が安いので、ピッツアとパスタを注文。この店はテーブルクロスがピンク一色。
先にパスタが来た。美味いよ〜こりゃ!
食べ終わり、ピッツアを待ってたらウェイトレスが来て「デザートとカフェはいかがですか?」
と聞いてきたので、「いや、ピッツアがまだ来てないから」と言ったら、なんか理解できてないようで、
だいだい達もちょっと困っていたら、ピッツアを焼いているおじさんが「まだピッツアが出てないんだよ」みたいな事を言ってくれた。
ウェイトレスは伝票を確認して、納得したようだが、まだ喰うのか?というようなビックリした表情をしていた。
やっぱり普通の人はメインを2つも食べたりしないのかな?
やってきたピッツアは、だいだいが注文したのとは違っていたけど、これもスゲ〜美味かった。
そして、デザートとカフェを注文。

アマトリチャーナ 4種類の具が楽しめるピッツア
釜も凄い イタリアといったら、ジェラード


カフェはいつもと同じ感覚で砂糖を入れて飲んだら、ちょ〜〜にが〜っ!!
なんじゃこの苦さは!!生まれて初めてこんな苦いカフェを飲んだ。ちょっとビックリだ。これはブラックじゃ〜絶対飲めない。

値段が安いもんだから色々頼んでしまったら、結局1人15ユーロになってしまった。

ゲロルシュタイナーのチームカー。スポンサーの数がスゴイ


フランス、Rouenに帰る最短ルートを調べ、後はフランスに帰るだけだ。
地図を見るとドイツにも行けそうなので、ついでに行くことにした。
まずはコモ湖に向かい出発。コモ湖は琵琶湖くらいの大きさの湖。

コモ湖沿いに走り、湖の景色を楽しみたいが、夜なので湖があるな〜ぐらいしか分からなかった。
いや〜コモ湖綺麗だったよー!夜景が〜(ToT)
Comoから高速に乗り、スイスのZurichに向かい、そしてフランスとドイツの国境があるBaselへひたすら車を走らせる。
明日の18時までに車を返さなければならないので、今日は車を止めて寝ている暇はない。


5/29(土)

7時くらいにスイスのBaselに到着。眠くなったら換わってと言っていたエシケンさんは朝まで車を走らせていた。
カフェを飲んだら人一倍寝れなくなるエシケンさんにとって、昨日のカフェは超強力だったようだ。
だいだいは3時間くらい寝れたかな。
Baselは国境だらけで、ドイツの国境を見つけるまで結構迷ってしまったが、ついにドイツ入り。
ところが、高速に乗る方向を間違え、再びスイスのBaselへ戻って来てしまった。
しかもスイスに入国するには40スイスフランを取られるので、国境警備隊のお姉さんに間違えたと言ったら、誘導してくれて、
40スイスフランは取られなかった。よかった〜。
でもまたドイツのパスポートチェックを受けることになった。
しかもここのは厳しく、時間がかかった。んごっ

そして、ついに走行距離も3000qを越えてしまった。ここからは1qごとに30サンチームが加算されていく。
チャリーン、チャリーンとお金が消えていく音が聞こえるような気がするので、メーターは見ないことにした。ていうか、見てはいけない。

Karlsruheでちょっとドイツ観光することにした。
パン屋を見つけたので、朝食はパンに決定。種類がものすごく多く、なんのパンかよく分からんが、値段はすごい安い。
でも、バゲットは高く、フランスの3倍の2ユーロ。日本と同じくらいかな。

パンの種類多すぎっ!


そして、パンを食べながら街をぶらぶら。
通りはすごい広い!そしてドイツ人は横断歩道の信号をみんなちゃんと守っていることにビックリ。
さすがきっちりドイツ人。
信号待ちしていた隣りのおばあちゃんはきっと生で日本語聞くの初めてだろうって話しをしてたら、辺りをよくみると日本人がたくさん(゜ε゜;)
医学生か?Rouenより日本人の数は多そうだ。

ドイツテレコム発見 路面電車が多い


1時間半くらい観光して、出発することに。ここまで来たなら、ルクセンブルグ、ベルギーを通ってフランスに入ることにした。

お昼過ぎにルクセンブルグに到着したが、街を通過するのみ。もう時間に余裕があまり無い。

Luxembourgの町並み 通過するのみ。さよなら〜


ベルギーに入り道路沿いにワッフル屋を探したが、無かったので本場のワッフルは諦めた。
景色もだんだん見慣れた景色になってきた。でも山などない北部なのに、雲を山と錯覚してしまう。

フランスに入り、ReimsからParisに向かうか迷った。Paris経由で行くのが最短ルートなのだが、渋滞にハマると一巻の終わり。
しかしReimsで15時ちかくになっているので、賭けに出てParis経由で行くことに。。

パリに5時に到着。もう無理だ〜、間に合わないよ〜と久保さんに電話した。
そしたら、もしかして19時までやってるかもしれないと言っていたので、気を取り直して爆走した。
18時50分にRouenのレンタカー屋さんに辿り着いた。
門が閉まっていたが、誰か人がいないか見たけど、誰もいなかった・・・終わった。
日曜はレンタカー屋は休みなので、月曜まで延滞になってしまう。
こんなんならベルギーでワッフル食べてくればよかった・・・。ていうか、ドイツで観光しすぎたか・・。
ショックを受けながらアパートに帰ってきた。

無事帰宅。旅行が終わってしまった・・・


総走行距離4000kmの旅は終わった。でも昨日から仮眠しかせずによく帰って来れた。やっぱりイタリアでホテルに泊まったのが良かった。
ずっとテント泊だったら、多分帰って来られなかっただろう。
打ち上げをやることにして、Rouenのバイキングに行った。メインは注文して、あとは食べ放題。
だいだいはグラタン、エシケンさんはピッツア、ムネちんさんはパスタを注文。
グラタンはまあまあだけど、自分で作った方が美味い。パスタはどっちかというとマズイ。ピッツアは最悪だ〜。
塩っ辛い!!絶対塩の分量間違えてるよ〜!!
あ〜、イタリアは最高だったな〜と、3人ともしみじみ。
行き当たりバッタリに6カ国(イタリア・スイス・オーストリア・ドイツ・ルクセンブルグ・ベルギー)も行ってしまったし、本当に楽しい旅行だった。
住むとしたら、イタリアがいいな〜と思いつつ、
でも、明日明後日のレースは無理だぁ〜と心底思った。


おまけ


月曜も祝日だったので、レンタカー屋さんは休みだった・・・。
完全に終わった。

ところが2日間延滞し、走行距離が4000qまでになったので、距離の超過料金は無しになった。
距離の超過料金は300ユーロ近かったのが、2日間の延滞料150ユーロだけで済んだので、実はとても賢い返却方法だった。
あ〜良かった良かった。
レンタカー屋さんのおばちゃんも走行距離を見てビックリしていた。






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