DU 27 OCTOBRE AU 7 NOVEMBRE 2004


ツール・デュ・ファソ
U.C.I カテゴリー 2.2の12日間全11ステージ。

1

Mercredi 27 octobre

136 km 

 Kokologo > Boromo

2

Jeudi 28 octobre

74 km 

 Boromo > Hounde

3

Vendredi 29 octobre

121 km 

 Orodara > Sikasso

4

Samedi 30 octobre

96,5 km 

 Sikasso > Orodara

5

Dimanche 31 octobre

121 km 

 Bobo Dioulasso > Bobo Dioulasso

6

Lundi 1er novembre

156,5 km 

 Pa (Sabou) > Koudougou

R

Mardi 2 novembre

 Ouagadougou

7

Mercredi 3 novembre

100,5 km 

 Ouagadougou > Yako

8

Jeudi 4 novembre

74 km 

 Yako > Ouahigouya

9

Vendredi 5 novembre

180 km 

 Gourcy > Ziniare

10

Samedi 6 novembre

96 km 

 Linoghin > Pouytenga

11

Dimanche 7 novembre

85 km 

 Kombissiri > Ouagadougou

 Total

1240,5 km 


JAPON-FRANCE
101 ESITA Kentaro (エシケン) JPN
102 FUKUHARA Dai (だいだい) JPN
103 TSUJI Takamitsu (辻ちゃん) JPN
104 CHEVALIER Pierre (ピエール) FRA
105 DAVID Thierry (熊さん) FRA
106 PERRET Alexandre (アレックス) FRA
監督 KUBO Nobuhito (久保さん) JPN
スタッフ FEDEL Chantal (シャンタル) FRA


 


◆◆◆ プレゼンテーション ◆◆◆
Ouagadougou


飛行機はシャルル・ド・ゴールの第3ターミナル発。第3ターミナル・・・や、やばすぎる。ホントに飛行場なのか?と思うくらい小さくてボロくて狭い。
第3ターミナル発というだけで、もう飛行機も怪しい感じが。ここで、フランス人スタッフでアフリカ事情に詳しいシャンタルと選手のピエール、アレックスと合流。ラポムの選手はマルセイユから乗ってくるらしい。
とりあえず自己紹介して、時間までのんびり。

・・・やっぱり飛行機もボロくてちっちぇー!!選手みんな乗れるのだろうか・・・?
席がなくて、「揺れますのでつり革にお掴まりくださ〜い」とアナウンスがかかるんではなかろうかというくらい小さい。
座席は、座ると前の席に膝がぶつかってしまいそうな程狭く、背もたれは絶壁で全然後ろに倒れん・・・。もちろん機内にはテレビとかそういうのは何も無い。ハァ〜、まあ夜だし寝るか。
しかも22時発のはずなんだけど、30分遅れのフランス時間で離陸。
まずはマルセイユにより、一般乗客を降ろして再出発。そして今度はアフリカのどっかの国により、燃料補給。外を見てみると、何も無い。月明かりに薄っすらと果てしなく続く大地が見えるだけだ。遠くの方は闇吸い込まれてしまうような、真の闇が広がっている。
なんだか月面にいるような感じで、ちょっと現実離れしている光景だ。ていうか、ブルキナまで5時間のフライトなのに、なんで燃料補給やねん!!
そしてブルキナ時間の朝4時に首都ウァガドグに到着。フランスとの時差は2時間(フランスは朝6時)。
空港までチームカーとなるミニバスが来ていて、周りを警戒しながら荷物を積み込む。だが、車の周りには付き人以外の輩が何人か集まっていて「やめろ」と言ってるのに、勝手に荷物積み込みを手伝い始めた。もう誰が本当の付き人なのか分からん状態に。
そしてやっぱり金を要求してきた。もうとことんしつこいので、10サンチームをチップとしてあげた。相手も目を丸くして10サンチームを眺めている。
そしてなんか言ってきたけど、「それで十分だろ?」と言って、後はもうひたすら無視。
そして積み込みは終わり、出発しようとしたらさっきの奴がもう1人を連れてまたやってきた。「こいつこれしかくれなかったよ!!ありえな〜い!」
「ちょっとなんで10サンチームなの!?これじゃ何も買えないよ〜!」と2人してなまいきに文句言ってきた。
アホかこいつらは・・・。勝手に手伝ってくれたんだから、チップをもらえただけありがたく思え。
でも粘りに負けてきて、しょうがね〜な〜と思って、ティエリーに普通はいくら払うのか聞いたら、「そんなやつらほっておけ」と言って彼らを追い返した。つ、強い。
ホテルに移動し、部屋割りは僕とエシケンさんと辻ちゃんの誰かがフランス人と一緒にならないといけないので、ジャーンケーンポーン。
・・・あっさり負けて、ティエリーと同室に。ティエリーはフランスマルセイユの名門チームLa Pommes(来年からアームストロングのチームメイトになる別府と同じチーム)に所属しているエリート2の選手だ。
とりあえず部屋に入り、シャワーを浴びてバタンQ。
昼飯の時間にティエリーに起こされ、ウァガに滞在する間の食事会場になっているホテルOK-INNに車で移動。
景色を見てると、やけにバイクが行き来している。みんなどこに向かっているのだろ〜か?暑くてバイクに乗ると涼しくなるから、とりあえず乗ってるような気がしなくもない。
そして自転車も同じくらい多く見かける。たまに日本のママチャリも見かけた。きっと放置自転車を送ったんだと思うが、まさか自分の自転車がこんな所に来てるとは絶対分からんだろ〜な〜。
ていうか街並みを見てると、心からなんて所にきてしまったんだ〜!!と思う。・・・2週間、生きて帰れるんだろ〜か?ぜ〜ったいヤバイ!
一歩道からそれて行ったら、追いはぎにあって荷物を全て奪われてしまいそうな気がする。そしてどこも景色が一緒なので、何回か曲がったらもう方向感覚が麻痺してしまった。途中で降ろされたらもうホテルまで絶対帰れない。


ご飯はとりあえずシャンタルが食べるものと同じのをよそってもらい、そこからさらに久保さんから米以外は食べるなとの指令が。
食器等も気を使い、コップや缶ジュースもまずは飲み口を拭かなくてはならない。さすがに用心に用心を重ね、米とパンしか食べなかった。
午後からみんなで軽く流しに出発。まだ脚が鬼のように浮腫んでいて、靴が履けん。明日までには取れてくれるといいけど。
僕はティエリーと並走してたけど、帰りにティエリーがペースを上げ始めた。
体がまったくぶれずにいきなり時速10キロ上がった。もう並走するだけでものすごく辛い。
なんか後ろに下がるのは悔しいので、必死に並走した。でも僕は体がぶれ始め、もう限界一杯。ちらっとティエリーを見ると、フォームもかわらず、ま〜ったく上半身もぶれてない・・・。くっ、さすがエリート2、相当強い。
だら上りを終えるまで耐える精神力があったけど、それ以上このスピードだったらも、もう無理と思い、とりあえず上り終えるまで意地でがんばったらペースが元に戻った。た、助かった〜。でももう並走する力は無く、ピエールが代わってくてた。そしてホテルに到着。1時間半ほど走ったけど、最後の最後においこんでしまった。つ、疲れた。
部屋に戻り、ティエリーと話しをした。
なんでもツール・デュ・ファソは今年で3回目で、去年は総合2位だったらしい。レースで気をつける点を聞いてみたら、暑さと下痢に要注意らしい。
ティエリーの自転車を見たらアウターギアが53×44になってたので、まさかフランスでもいつも44を付けてるのかと思って聞いてみたら、44はブルキナ仕様にしてきたとのことでちょっと安心。さすがに44で上りは上れないよね。
そして去年まではアウターは51を付けていたらしい。エリート2で51って、あり得ないし!!いったい回転数いくつで走ってんだ?
僕なんかエリート2のレースに出たら、平地のスピードが速くて52×11で回りきってしまうのに。
51を勧められたけど、絶対そんなに回せない。フランス人はパワーで踏み倒すイメージしかなかったけど、強い選手はやっぱり回すんだな〜、と思った。ちなみに一般的なアウターのギア比は53×39で、僕は52×39。
そして、ティエリーは30歳だけど、自転車を始めてまだ3,4年らしい。それまでは趣味でトライアスロンをしていたそうだ。バイクパートはめっちゃ強かったんだろうけど、この体格じゃ絶対ランは走れんはずだ。
太ももは僕のウエストくらい太い。そして猫背に見えてしまうほど肩まわりに筋肉が付いている。
3,4年でここまで強くなれるものなのか・・・と思いつつ、バタンQ・・・。
夜からはプレゼンテーションが行われた。この時にチームジャージを受け取った。各リーダージャージはツール・ド・フランスと同じくナイキがスポンサーになっているので、チームジャージもナイキだろ〜と思ってワクワクしてたら、見事に期待を裏切ってくれた・・・。ポケットも2個しか付いてなくて、かなりヘボジャージだ。

1チーム6人編成で、15チーム参加する。フランスの消防士チームのYvelinesにもろに韓国人顔の選手がいた。でも名前はフランス名。あの顔でフランス人とは絶対おかしい(笑)。
早速勝手にキムと命名。ツール・ド・北海道で活躍する韓国人はみんなスプリンターなので、あの体格といい、キムもスプリンターに違いない。
そして他チームの選手の脚を見ると、みんな平坦向けのものすごくいい脚していて、正直ちょろっとビビった。
チーム紹介の合間に歌手やらモデルやらがステージに現れ、歌や踊りを披露していく。そんなのいちいち合間にやらんで、チーム紹介を一気にやってくれい。もう腹ペコじゃ。
多分アフリカでは有名だと思われる歌手は、もろに口パク。マイクを離して歌っても声の大きさはまったくかわらず・・・。
テンションが上がるとマイクを切ってるのを忘れて、たまに「ウッ!!!」とか言っちゃってるのが聞こえてるし。あそこまでやってくれるともう笑うしかない(笑)。
そしてモデルがわんさか出てくると、アフリカ人が興奮して叫びだした。さすがにモデルの黒人さんは美人だ。
最後の方になった自分のチームのプレゼンテーションが終わるとすぐに食事場に向かった。
夕飯もパスタとパンだけ食べた。

いよいよ明日からだ。


photo Partants
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