◆◆◆ 第2ステージ ◆◆◆
Boromo - Houndé 74q

今日は8時スタートなので、6時起床。朝ご飯のバゲットとクロワッサンをいただく。
トイレがないので、ゴールするまで我慢しようと思ったけど、やっぱりうんこしないと走ることはできん。毎朝快便なのだ。
かなり抵抗があったけど、仕方ないので茂みに行って、野ぐそをした。う〜ん、人生初かも・・・。

スタート地点から20キロ先まで道が穴だらけで危険な為、そこまでニュートラル区間になった。でもゆっくり走ってても穴を避けながら走るのはかなり神経が磨り減る。
ニュートラルも終わり、レーススタート。距離が短い為、最初からアタック合戦。自分は後半型なので、前半はエシケンさんと辻ちゃんに任せて、中盤からアシストに加わった。今日の作戦は「3人抜け出したら必ず誰かがチェックし、絶対に誰も乗っていない逃げを先行させないように。万が一先行させた場合はすぐに集団のペースを作りローテーションして吸収すること。」

ひたすらアタック潰しをして体力的に疲れてきたところで、ピエールが自ら攻撃して逃げグループを形成してくれた。これでしばらくは脚を休めることができる。集団の中で回復に努めた。このまま決まってくれると楽なんだが。
しかし、30秒差まで開いていたこの逃げは北のチームの猛追によって、吸収されてしまった。
さらに北の選手が1人逃げて、この選手はフランスのエリートのレースでは逃げたらもう絶対捕まらないらしいが、ゴール5キロ前で集団にのまれた。
カウンターで何人かがアタック。続いて北のおっさんがアタックしたので、これに付くことにした。
けれどこの集団でアフリカ人はローテーションに加わらず意思統一できてないので、これは決まらないと思って脚を休めることにした。そしてまもなく集団に追いつかれた。
またアタックがかかるけど、すぐに捕まった。この時一瞬集団のスピードが落ちたので、カウンターアタック!
後ろを見たら、ティエリーも一瞬反応したけど、先頭で集団を抑えてくれた。そしてすぐに2人のアフリカ選手が追いついてきた。
残り3キロちょっとで集団とはかなり開いた。こ、これはいけるかもしれん!全身全霊の力を振り絞って踏み続けて、そろそろ先頭交代をしてもらわないと脚がヤバイので即したら、後ろの2人は誰も引こうとはしない。
うわ〜!なんなんだよこいつらは!!!怒りが爆発寸前だが、ここは揉めてペースを落とす訳にはいかん。でもこの2人を連れて行きたくはないので、アタックして置き去りにすることにした。
前は引かない癖に、アタックにはしぶとく反応してくる。そして僕もこの何回かのアタックでかなり脚を使ってしまい、スピードが徐々に落ちていく。くそー!!
フランス人も先頭交代しないが、こいつらはそれ以上だ。後ろを見たら、集団が150メートルくらいまで近づいてきている。もうちょい粘ってみたけど、もうペースは落ちる一方で、力尽きた。
自分に時速50キロで走り続ける独走力があればよかったのだが、そんな独走力は無く、向かい風に押し戻された。アフリカ人もちゃんと回ってゴールまで逃げ切れば、最低3位にはなれたかもしれないのにアホなやつらだ。
そして強烈なカウンターがかかり、集団は縦長になった。けれどここで後ろに下がる訳にはいかないので、意地で前の方にへばりついた。
しかしこのアタックは決まらず、今度はベルギー人がカウンターアタック。北のチームとアフリカ人が猛追して逃げは決まらない。今度はティエリーがアタックした。後ろから見たティエリーは、デブいおっさんが競輪でもがいている感じだ。でもティエリーの場合は筋肉の塊だけど。まるで熊みたいだ・・・。
一瞬の隙を突いた強烈アタックで、誰もティエリーの後ろに付くことは出来なかった。残り2キロ。
集団は牽制が入り、スプリントに向けてポジション争いが始まった。僕はポジション争いが苦手で、いつも前にいても真ん中くらいまで下がってしまう。ここでもやはりスプリント前に順位を下げてしまった。
なんとか少し前に出れるラインを見つけ、スプリント開始。
アフリカ人はもう死ぬ気でもがき始め、「うわーこいつら危ねー!!」と危険を感じたので、フルもがきはせずにゴールした。そしたら僕の前の前のアフリカ人が人垣に突っ込み、前のアフリカ選手も突っ込んで行った。
僕もつられて突っ込みそうになったけど、ギリギリかわした。危ね〜!!もがききってたら突っ込んでたに違いない。しかし後ろの選手達は突っ込んで行き、大落車になった。・・・スプリントは危険だ。
熊さん(ティエリー)が両手挙げるのが見えたので、どうやら逃げ切って勝ったようだ。
僕は20位になり、賞金10000fcfaを稼いだ。そして、チーム内上位3名で計算されるチーム順位は1位だった。
2.5のレースで、2ステージ連ちゃんでステージ優勝するなんて、ど〜いうチームなんだ・・・。とりあえずマイヨジョーヌは守ったけど、この調子でいったら前半で力尽きてしまう。
ゴール後は立ちくらみでふらふら〜。ミニバスには水が無かったので、チームカーを探しに行った。
やっとこ見つけ、水をもらう。頭から浴びて、ガブ飲み。あ〜生き返った。そしてミニバスに水を持ってったら、ミニバスは子供達に包囲されてて、ドアまで行くのも大変。疲れてるのにもう勘弁してくれ。

レース後はボボまで105キロ移動し、食事場になっている競技場に向かった。
ぐお〜!!着くなり腹が痛くなり、トイレに駆け込んだ。・・・下痢ってしまった。
でもレース後に冷たい水をガブ飲みしたのと、車の冷房でお腹が冷えたに違いないと自分で分析。
しかし久保さんに「消化器系が弱ってるから、米以外は食べるな、ソースもかけるな」と言われた。ひ、ひもじ〜。

ボボのホテル前には物売りが群がっている。車から降りた瞬間から、物を売りつけてくるなんともうざい奴等だ。
片足のガキも「金くれ〜」と言って、しつこくまとわり付いてくる。堪らずすぐホテルに避難。ホテルの玄関前にはガードマンが棍棒持っているので、彼らはホテル内に入ってくることは絶対にない。ホテルは安全地帯だ。

もう疲労困憊だけどがんばって洗濯して、夕飯までバタンQ。
競技場に行って夕飯をいただくが、久保さんにパスタ以外食べるな、ソースもかけるなと言われた。ハァ〜、ひもじ〜。
ホテルに戻ってテレビを見てたら、リングが映り、続いてシベリア熊が紹介された。そして割とマッチョな日本人の男性が紹介された。
ま、まさか熊と闘うのか!?とドキドキハラハラしながら見てたら、ついに両者がリングに上がった。
そしてゴングと同時にウィンナーを食べ始めた・・・は!!?
・・・・・・どうやら熊と大食い対決しているようだ。ア、アホすぎるーーー(笑)
200何本食べて熊が勝利。日本人はどうやら全米ホットドッグ早食い選手権で勝った人物のようだが、熊に勝てるわけないだろ。
今度はオラウータンが登場して、絶対日本人じゃないような怪しい力士が登場した(笑)今度はなんの対決なんだー!?と思ったら、綱引き対決だ(笑)
力士が顔を歪めながら引いてるのに、オラウータンは涼しい顔。そして力士は敗れ、沼に落ちてった(爆)
体操選手が鉄棒ぶら下がりでナマケモノと勝負したり、陸上選手らしき人がキリンと100メートル勝負したり、サルと木登り対決したりと、とんでもなくアホな番組だ。
猛烈に眠いけど、最後まで見てしまった。



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